境港市長 黒見哲夫
鳥取県西部海友会におかれましては、昭和五十四年に発足して以来二十年間、慰霊塔の清掃参拝、
護衛艦の境港入港に際しての慰労歓迎レセプションの開催、各種自衛隊行事への参加、会員相互の
親睦と研修など、まさに活動する防衛協力団体としての地位を確立しておられます。
境港は恵まれた自然環境を生かし、古くから日本海有数の漁港、対岸貿易の拠点港として栄えてき
ました。
さらに、環日本海時代を迎え、幅広い国際交流、貿易を積極的に准進している境港市にとって、日本海
の安全が維持されているということは、本当に大切なことだと考えております。
そのために、日夜活躍されておられる海上自衛隊、また、その自衛隊を側面から支援しておられる鳥取
県西部海友会に、深い敬意を表する次第であります。
平成十一年七月には、みなと祭の協賛事業として、舞鶴地方隊展示訓練が境港において実施され、
一般公開、体験航海などを通して海上自衛隊に対する認識が一層深まりましたが、その際にも、海友会
の皆様に多大なるご協力をいただき、心から感謝いたしております。
この記念誌を座右に置き、会員の皆様がますますご活躍されますとともに、鳥取県西部海友会のご発
展を祈念してお祝いのことばといたします。